深呼吸のすすめ
「深呼吸」をすることはいいとは知っているけど、忙しいとつい忘れてしまうのが「深呼吸」
皆さんは普段「深呼吸」できていますか?
気づけば呼吸が浅くなっていませんか?
今回は理学療法士の視点から
お伝えできたらと思います。
この記事を見ることで深呼吸を日常に取り入れ、穏やかに過ごせるママが増えたら嬉しいです。
どうして深呼吸がいいのか?
深呼吸がもたらす効果は3つあります。
1.自律神経を整えることができる
忙しいときは交感神経が優位となり、活動モードになりっぱなしです。
呼吸をゆっくりとおこなうことで交感神経から副交感神経へ切り替わり、気持ちを穏やかにしてくれたり睡眠の質があがりやすくなります。
2.骨盤底筋も一緒に動かすことができる
青い部分が横隔膜。肺の下に張りついています
呼吸をするときに必要なのが横隔膜(肺の下に臓器を覆っているもの)
息を吸うと肺は膨らむので横隔膜は縮んで、吐くと肺がしぼむので横隔膜は緩みます
この横隔膜に連なって動くのがおまたの筋肉(以下、骨盤底筋)になります。
呼吸を深く行うと骨盤底筋も一緒に動かすことができ、いわゆる体を支える筋肉(インナーマッスル)を鍛える近道になります。
3.痛みを解消することができる
肋骨が硬いとたくさん息を吸いたくても吸えません。
深呼吸をするために胸周りをしっかりとほぐし動かしやすくすることで姿勢が整い、肩や首・腰の負担が減り痛みを解消することに繋がります。
深呼吸ができているかチェックしてみよう!
胸周りの硬さの確認方法をお伝えします。
肋骨の角度はだいたい90°がいいとされています。
90°より広いですか?狭いですか?
1.実際触ってみてみましょう!
肋骨の一番下に手を当てます。
触り方のポイントは
みぞおちから肋骨の縁をたどって肋骨の下の方まで触ります。
図のように横からガバっと覆います。
2.肋骨の下に手を当て、息を吸って吐いてを繰り返してみましょう!
鼻から4秒で吸って
口から8秒かけて「はー」っと吐いてみましょう
触っている手が広がりますか?
吸ったときに肋骨が前も横も後ろも広がったでしょうか?
左右均等に広がったでしょうか?
まずは自分がどのくらい息が吸えて吐けているのか数えてみてください!
私の実際
私は出産後呼吸が浅くなり肋骨の角度も小さく、胸周りはガチガチで息もなかなか吸えず、8秒も息が吐けませんでした。
朝や寝る前にストレッチを時々続けることでガチガチだった胸周りはほぐれ、深呼吸がしやすくなりました。普段忙しいと呼吸が浅くなってしまい、どんどん疲労も蓄積していくため、時々思い出しては仕事の合間や家事を一旦止め、寝かしつけの時にこっそりやっています。
そうすることでイライラした気持ちが落ち着いたり、ぼーっとしていた頭がスッキリしたり、朝の目覚めが良くなったり、肩腰回りが楽になったり、自分の体と気持ちをコントロールする手段の一つとなっています。
まとめ
私も忙しくなるとついゆっくり息をすることを忘れてしまいます。
忙しいときこそ一旦家事を止めてみてゆっくり呼吸をしてみましょう!
一番は寝る前にするのがおすすめです!
イライラが落ち着いたり、ぐっすり寝れるようになったり、体が軽くなったり、いいことづくしです!
この記事を読むことで産後に体や心を落ち着かせるために深呼吸を取り入れ穏やかに過ごせるママたちが増え、育児を楽しめるママたちでいっぱいになってほしいです。
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